みなさま、こんにちは。
大町です。
摂津市庄屋プロジェクト(T様邸)の建築模型が完成致しました。
T様のお父様との出会いは、約3年前の休日のこと。
犬の散歩をしていると、ふと空家が目につきました。
そのお家に
「貸家 Tまで連絡下さい」
との張り紙がしてありました。
「弊社で賃貸の募集しましょうか?」
とご連絡させて頂いたのが、
初めてのご連絡でしたね。
当初は、T様の娘様が、不動産屋に依頼するのを
反対されておりましたが、お父様は
「大町さんにお任せする」と
言って下さいました。
賃貸の募集もすぐに決まり、
T様のご実家の方が、摂津市の立体交差事業の一環で
土地の半分ほどを、摂津市に買い取ってもらい
残りの半分で、家を建築しようかとご相談が
あったのが、約2年前でしたね。
弊社は新築事業をメインでさせて頂いているため、
T様にも、新築のデザイナーズ住宅のご提案をしておりました。
その時も、娘様は、娘様が購入された住宅メーカーが
いいのでは?と弊社にご依頼頂くことを反対されておりました。
その時も、お父様は、「大町さんならしっかりやってくれる」と
娘様の反対を押し切って、弊社とご契約頂きました。
T様のご所有の土地が大きいため、数多くの打ち合わせを重ね、
お父様もご高齢の為、ユニバーサルデザインに合致し、バリアフリーを
テーマに、何度も何度も考えて、設計の先生とやり取りし、
やっとの思いで、図面が完成しました。
そして、摂津市との契約を済ませ、ご実家の解体工事の日程をくみ、
仮住まい先を見つけて、お引っ越しをされ、
解体工事が始まって、4日目の朝に
娘様からご連絡がありました。
「父が、亡くなりました」と。
今まで、たくさんのお話を私にしてくださってたお父様。
「大町さんは、いつも頑張ってくれている」と
優しく接して頂きました。
お通夜の時に、私は、号泣してしまいました。
その時に、娘様が
「父が、大町さん大町さんと言っていた理由がわかりました」
「今までお世話になりました、これからもよろしくお願い致します」
とおっしゃっていただいて、更に涙が止まりませんでした。
人生一度きり。もっともっとこの仕事で
たくさんの人のお役にたちたい。と思いました。
T様、今まで本当にお世話になりました。
心よりご冥福をお祈り致します。